業者も使用するゴキブリ駆除に効果的な「ベイト剤」とは何か。

駆除業者も使うベイト剤

ベイト剤とは、ゼリー状の駆除ジェルのこと。

ゴキブリの好むエサや誘引物質に、ゴキブリを殺す有効成分を混ぜたものです。

私が以前、駆除業者に来てもらった時も、ベイト剤が使用されました。

駆除に来てくれたお兄さんは、注射器のようなものを取り出し「ベイト剤を塗っておきますね～」と言っていました。

この時初めてベイト剤というものを知りました。

ちょこっと塗りのベイト剤

塗るといってもほんのちょびっとでした。

シンク下収納の隅っこに５ミリくらいずつ塗ってくれた。

ですが、正直こんな少しで効くのか不安でした。

こんな薬だけで効くのかな？

もっと薬剤を散布したりしないのかなって思いました。

ところがどっこい効果テキメンでした。

それ以来引っ越しするまでの１年半の間１匹もゴキブリを見ませんでしたからね。

ベイト剤の凄さを思い知らされました。

準備がいらず楽ちん

ベイト剤を塗付する駆除方法では、こちらの事前準備が全くありません。

食器をどかしたり、電化製品を保護したりする手間も無いんです。

煙をモクモクさせるわけでもないし、ベイト剤のニオイも全く気にならず、作業自体も短時間で終わりました。

ベイト剤による駆除は、一般家庭だけでなく飲食店や病院、施設などの駆除にもってこいだと思いました。

特に飲食店では、食器類や食品も大量にあったり年中無休のお店もありますよね。

そのような場合でも、食器の片付けの必要がないことや営業中にも作業ができるという点でベイト剤の使用がオススメです。

ドミノ効果とは？

ゴキブリの習性として、仲間の死骸を食べたりフンを食べたりすることがあります。

この習性を利用するのがベイト剤の１つの目的でもあります。

ベイト剤を食べて死んだゴキブリ。

それを食べたり、ベイト剤を食べたゴキブリのフンを他のゴキブリが食べる。

すると、そのゴキブリにも殺虫成分が効きます。

ドミノ効果的に駆除することができるのです。

このドミノ効果は市販のブラックキャップ等の駆除剤でも期待できます。

でも、米粒大（５ミリ程度）のサイズで済み、置き場所もとらないベイト剤のほうが優秀でしょう。

飲食店なんかで、お客さんの足元にブラックキャップがあったら「うわ〜この店ゴキブリでるんだ～」ってなりますからね。

できるだけバレずにスマートに駆除したいですもんね。

 
ただし、あまりにもゴキブリが大量発生してしまっている場合はベイト剤ではなく、空間処理や残留処理なども行う場合があるようです。